2014年に発売された1199スーパーレッジェーラ、2017年には1299スーパーレッジェーラとパニガーレシリーズの進化と共に、スーパーレッジェーラシリーズも進化して来ました。
2020年当時のパニガーレV4・シリーズは、1,103ccの排気量を有する「V4&V4S」と998ccの排気量を有する「V4R」の2通りのエンジンを搭載するラインナップでした。そしてスーパーレッジェーラV4が搭載したのは、スーパーバイク世界選手権「WSBK」用ホモロゲマシンのパニガーレV4Rに搭載されている、998ccデスモセディチストラダーレR。こちらをベースに更にチューニングされた、998ccデスモセディチストラダーレRは、V4Rを上回る224psをストック状態で発生、レーシングエキゾースト装着時には、234psまでパワーアップ致します。
ドライカーボンファイバー製のフェアリングには、MotoGPレーサーのデスモセディチGP16由来の「バイプレイン」ウイングを備えた空力パッケージを採用しております。そして、車体を構成する装備がスペシャルなのは、これまでのスーパーレッジェーラ通り、メインフレーム&セカンドフレーム、そしてスイングアームやホイールに至るまでドライカーボンファイバー製を採用しており、軽さに拘り特化した車輛構成と成っており、卓越したエンジニアリング、最先端のテクノロジー 、優れた空力デザインの集大成。
ライダーと開発者の夢を叶えたこのバイクのパワー・ウェイト・レシオは、驚異的な1.54ps/kgを誇ります。
ドゥカティはレースの世界で常に最高のパフォーマンスを発揮するエンジンを搭載してきました。しかし、最高のエンジンを搭載していても、そのパワーを確実に路面に伝えなければ意味がありません。「スーパーレッジェーラV4に装着されるデスモセディチGP16から派生したウイングは驚異的な垂直荷重、つまりダウンフォースを発生させます。
これまででもっとも洗練されたドゥカティ・エンジン。
ドゥカティはレースの世界で常に最高のパフォーマンスを発揮するエンジンを搭載してきました。
そしてホモロゲーションモデルV4Rのエンジンをスーパーレッジェーラ用にチューニングしてパワーアップした「デスモセディチ・ストラダーレR」を採用して搭載しております。コストや実験レベルの面で、制約を受けることなく設計に専念し、通常はレースでのみ使用する素材、プロセス、テクノロジーを採用しコンポーネントの42%が再設計されました。
数多くのパーツが軽量化されることで、パニガーレV4 Sに搭載されているデスモセディッチ・ストラダーレ・エンジンと比較して、2.8kgもの軽量化を達成することに成功しました。
最大出力
165 kW (224 ps) @ 15,250 rpm
174 kW (234 ps) @ 15,500 rpm/レーシング・フルエキゾースト装着時
最高トルク
116 Nm (11.8kg/m) @ 11,750 rpm
119 Nm (12.0kg/m) @ 11,750 rpm/レーシング・フルエキゾースト装着時
乾燥重量
159 kg
152.2 kg/レーシング・フルエキゾースト装着時
発売時最新世代の6軸慣性測定ユニットを備えた電子制御パッケージが組み込まれ、加圧式フロントフォークを含むオーリンズ製サスペンションを前後に採用しております。
アクラポビッチ製チタニウムサイレンサー(通常アクセサリー価格890,782円)と
STM製乾式クラッチキット(通常アクセサリー価格607,566円)が標準装備されております。
こちらのスーパーレッジェーラ V4には、ドゥカティパフォーマンスの「アルミニウム製調整可能ライダーフットペグ」
(通常アクセサリー価格563,882円)のアクセサリーを、オプション装着をしております。
ポジションの調整が出来る他、走行時にステップへの入力が行い易く、しかもCNCビレット削り出しの質感が非常に美しい仕上がりと成っております。
ドライカーボン製の前後ホイールは、BST CARBON WHEELのRAPID TEKを採用。市販品のRAPID TEKとはセンター部分の意匠デザインが違う、Ducati純正品が装備されております。パニガーレV4のホイールと比較して前後で-3.4kg軽量です。
カーボン製スイングアームと専用デザインのカーボン&チタニウム製スイングアームカバーが付属します。
チェーンやスプロケットの状態も、摩耗少なくとても良い状態です。
カウルからタンク・シートカウルに至るまで、ピカピカでとても状態が良く大切に保存されていたのが想像できます。
カウル前面や、フロントフォーク他、飛び石などで傷のつきやすい場所には、プロの施工によるクリアフィルムにて保護されており、仲間とのツーリングや、サーキット等でも安心して走行を楽しむ事が出来ます。
StylemaRキャリパーを含むブレンボ製のブレーキが採用。
330㎜径のブレーキローターとの相性も良く、抜群のコントロール性を持つ強力なブレーキシステムと成っております。
美しいデザインのトップブリッジには、〇〇〇/500のセリアルナンバーが入ります。
左側にはフロントブレーキの「握り具合」を調整し、コントロールが出来るリモートレバーアジャスターを装備。走行中に変化して来るブレーキの握り込み量を随時調整する事で、絶妙なブレーキングフィールを味わう事が出来ます。

TFT液晶フルカラーのメーターパネル。
回転計が円周表示で速度計がデジタル表示、ギヤポジションも大きく表示され、とっさの確認でも認識し易いシンプルなデザイン。
また、モード表示もハンドルスイッチで操作してコント―ル、速度計の隣に表示されます。