モンスタープラスは、今までのモンスターと違い、鋼管パイプを使用したトレリスフレームから、パニガーレ由来のアルミフロントモノコックフレームと、GFRP強化プラスチック製のリヤフレームを組み合わせ、新しい時代のモンスターとして進化しました。その車体は細く、足つき性も良く、非常に軽く乾燥重量166㎏と、国産250㏄ツインの車輛とほぼ同等な軽さに仕上がっております。そしてスタンダードのモンスターにビキニカウルとシングルシートカバーが標準装備されたモデルがモンスタープラスです。

進化を遂げたテスタストレッタ11° 2気筒エンジンを搭載。ユーロ5規制に適合した937cc テスタストレッタ11°エンジンは、111ps/9,250rpmの最高出力と9.5kgm/6,500rpmの最大トルクを発揮、エンジン本体の重量を削減するために数多くのコンポーネントが見直されております。そして低回転域からスムーズに回るエンジンは、市街地でもストレス無く走ることができます。今までのモンスターと違い、3,000回転以下でギクシャクすることもなく非常にスムーズで、さらに中高回転域まで気持ちよく回り、胸のすくような走りでワインディングやサーキットなどでも、楽しめるモデルです。

フロントにブレンボのM４モノブロックキャリパーと、320㎜径のセミフローティングディスクをダブルで装備。リヤには245㎜径のローターにブレンボの対向2ピストンキャリパーを組合せて採用。そしてボッシュのコーナリングABSシステムを搭載して組み合わされた秀逸なブレーキシステムを採用しております。

精悍なマットブラックの外装をまとったモンスタープラス。専用のビキニカウルとシングルシートカウルは標準装備品です。全体に引き締まった印象のスタイリングは、とてもカッコイイと思います。

F値1.8、200万画素、ミツバサンコーワEDR-22。コンパクトなドライブレコーダーもオプション装着しており、万が一の事故やトラブル時にも安心な装備品は嬉しいですね。

左手スイッチボックスには、ヘッドライトの上下やウインカー操作用のスイッチに加え、ライディングモードの切替や各操作系用のトグルスイッチが配置されており、セッティングを変えて好みの走りに近付けることが可能です。またメーターパネルは非常に視認性の良い配置となっており、デジタル表示の速度計、円周グラフ表示のタコメーター、その中央にギヤポジションのデジタル表示、そのすぐ左にはライディングモードの表示がされております。

右手スイッチでは、スタート＆キルスイッチと、ハザートスイッチの他にオートライトをマニュアル操作で、デイライトから常時ヘッドライトを点灯できるよう、ライトスイッチが配置されております。

光りが流れるシーケンシャルウインカーを標準装備、ETC2.0車載器をオプション装着しており、インジケータランプはさり気なく、左スイッチボックスの脇に設置しております。チェーンやスプロケットも摩耗はほとんど無く、非常に綺麗で良い状態となっております。

フロントからステンレスのヘアライン仕上げされたエキゾーストパイプは、斜め後方に跳ね上がったサイレンサーに繋がるエキゾーストシステムで、ツインエンジン独特の鼓動感があり、操るオーナー様を楽しませてくれるGooⅾなサウンドとなります。