スクランブラーと言えば、アメリカを中心に人気が高まっていたフラットダートレースに出場して走らせていたバイクが発祥、ドゥカティもアメリカ市場向けに1962年、最初のスクランブラー250を発売、その後改良が重ねられ250㏄、350㏄、450㏄とシリーズが増えて、単気筒デスモドローミックエンジンを軽い車体に搭載しておりました。1974年まで第1期シリーズは発売されておりました。

その後2015年にファッショナブルなアイコンとして、ストリートでオシャレに使えるNewモデルとして、生まれ変わり復刻されたスクランブラーシリーズ。そして昨年「第二世代」としてモデルチェンジされた、新しい「スクランブラー NEXT -GEN ICON」が発売されております。その新しいモデルのスクランブラーICONが今回ご紹介のモデルです。

昨年発売されたばかりのNewモデルのスクランブラーICON、走行距離はなんと129Kmと殆ど新車に近い状態で、ドゥカティ純正オプションのクイックシフターや、ビレットミラー、ビレットフットペグ、SCプロジェクトのチタニウムサイレンサーを装備。ETC2.0車載器やハンドルバーにUSB電源をオプション装着するなど、オプション装備も充実してお得な車輛です。しかも「Ducati Ever Red24」もオプションにて付帯。つまり新車保証が2025年10月迄+24か月の延長保証、更にボルゴパニガーレの12ヶ月延長保証が付きますので、2028年10月迄保証されます。ユーザー様にとってはとても安心な車輛と成ります。

搭載されるパワーユニットは、ドゥカティ空冷 L型ツイン デスモドローミック・バルブ駆動の803ccエンジンを搭載。最高出力：73 ps/ 8,250 rpm。最大トルク：6.7 kgm/ 7,000 rpmのスペックで、乾燥重量170㎏の軽い車体を引っ張ります。メインステージの市街地から高速道を使ってのクルージング、ワインディングへ向かいコーナリングを楽しんだり、ツーリングへ出かけたりと幅広い用途で楽しめる、扱い易いエンジンとなっております。

スクランブラーには、ドゥカティに多く採用されているブレンボ製のモノブロック４ポットキャリパーを採用しております。一体成型のモノブロック４ポットキャリパーは高い剛性を誇り、4つのピストンでブレーキパッドを330mm径のディスクに対し均等に押し当てて、強力な制動力を生み出します。リヤにもブレンボ製のブレーキシステムを採用。シングルディスクながら、軽量な車体にコントローラブルで、強力な制動力を生み出します。

SCプロジェクトのS1 チタン＆カーボン、スリップオンサイレンサーが装着されております。こちらは「ユーロ5対応」のサイレンサーで、公道走行可能とされております。リンクパイプとサイレンサーがチタニウム製、マフラーエンドがカーボン製で、ノーマルのサイレンサーに対し、500gの軽量化となり、音量は抑えて音質は太めのサウンドが楽しめます。

スクランブラーICONに前後のサスペンションとして採用されたのは、日本のKAYABA製のフォークとアジャスタブル リアダンパーを採用。市街地に溶け込むデザインながら、そのままワインディングなどのツーリングに出掛け、たまには林道などの悪路へ走りに行ける。

そんな懐の深さと楽しさを味わえる、とてもフレンドリーなバイクです。

前のモデルから、少し直線的なデザインを採用したフューエルタンクのデザイン。シルバーの部分はそのままに、ブラックの部分が外れて着せ替えが可能です。Rio Celeste、Storm Green、Tangerine Orange、Jade Green、Sparking Blue、Velvet Redと5色のオプション。シートもドゥカティパフォーマンス製のローシートへ変更。タックロール風のローシートは、ノスタルジーを感じさせるデザイン。気分を変えて、オリジナルのカスタムが始まりますネ。

その他のオプション装備は、ドゥカティパフォーマンスのビレットミラーや、滑り止め加工されたビレッドステップペグへ変更して、アップダウン可能なクイックシフターもオプション装備しております。